2017年11月3日金曜日

apiMatezを5ch.netに対応させる方法(2017年11月2日現在)

5ch.netの移行前後からapiMatezが使用できないのは、主に内蔵のUser-agentが5chに拒否されているのが原因である。
これを復活させるのは最初は難航したが、上記の原因を特定できたあとは非常に簡単だったので、ここでまとめる。

主な手順としては、
・apimatezのapkをapktoolでデコンバイルする
・apimatez\smali\com\sasakisan\apimatez\aの中にあるa.smaliを開き、58行目あたりにあるUAを5ch.netのスレを開けるPCブラウザのUAに変える
・ルートフォルダにあるAndroidManifest.xmlを開く
・次の1行をbbspink.comの下に追加する
<data android:host="*.5ch.net" android:pathPrefix="/test/read.cgi/" android:scheme="http"/>
・apktoolでコンバイルし、署名を付加し、インストールする(旧バージョンを先にアンインストール)

以上の手順で5ch.netに対応できた。

なお、使用するスクリプトは、「net用スクリプトv7.1自動20170510版」でOK。
ただし、13行目の「log(html_uri);」を削る必要あり。

2017年10月9日月曜日

Galaxy S7 edge SM-G935FD Root化の手順

Galaxy S7 edge (SM-G935FD)を入手した。
早速、Root化を行い、それなりに使える環境を整えた。
本稿ではその手順を簡単に紹介し、またその過程における注意事項についても記述する。

なお、Root化の実施に伴い、Knoxの保証カウントが0x01になるので、その時点で一切の保証が失効する。
メーカー保証を利用する予定がある方は注意されたい。

1.Root化の手順
まず、準備すべきツールを紹介する。

・USBドライバ
Samsung Kies/SmartSwitchをインストールしている場合は、そのまま使用できるが、多くの場合はインストールしていないので、USBドライバが必要になる。
http://developer.samsung.com/galaxy/others/android-usb-driver-for-windows

・Odin
Samsungの端末用のROM焼きツール。XperiaでいうFlashtool的な存在。
現時点での最新版を直リンにて記載する。
https://dl.sammobile.com/Odin3-v3.12.7.zip

・TWRP
定番のカスタムリカバリ。Odinで利用するには.tarをダウンロードする。
https://dl.twrp.me/hero2lte/

・SuperSU
Root化、dm-verityの無効化、及びストレージ暗号化の無効化を一手に請け負うツール。
http://download.chainfire.eu/supersu

なお、この手順を実施後、内蔵ストレージを含む全てのデータが消滅する。 事前にmicroSDなどへバックアップするか、入手後すぐに行うことを推奨する。

2.手順
①開発者オプションにて「OEMロック解除」をONにする
②本体を再起動する
③すぐに「電源キー」+「Homeキー」+「下側の音量キー」を押し続ける
④警告メッセージが表示されるので、「上側の音量キー」を押す
⑤Download Modeに入ったことを確認し、USBケーブルをPCに接続する
⑥Odinを開き、ID:COMの場所にて黄色の表示があることを確認する
⑦APの欄にて、TWRPの.tarを選択する
⑧Optionにて、Auto rebootのチェックを外す
⑨Startをクリックする。PASSと表示されるまで待つ
⑩「電源キー」+「下側の音量キー」を端末が再起動するまで押し続ける。画面表示が消えたあと、すぐに「電源キー」+「Homeキー」+「側の音量キー」を押し続ける
⑪ワイプボタンを右側へスワイプし、Wipeメニューを開く
⑫Format dataを選択し、「yes」を入力し、OKをタップする
⑬フォーマット終了後、Homeへ戻り、Reboot→Recoveryを選択する
⑭端末が再起動し、TWRPに戻るので、USBケーブルをPCに接続し、SuperSUのzipを端末にコピーする
⑮Install→SuperSUのzipを選択し、インストールする
⑯再起動し、SuperSUのAppが入っていることを確認。

3.注意事項
・Root化後、開発者オプションの「OEMロック解除」は絶対にOFFにしてはならない。FRP Lockがかかってしまい、端末が起動できなくなる。この場合、修復するためには全てのデータを消去する必要の恐れがある。
 ・Format dataについては、実施しなくてもRoot化は可能だが、この場合はdataパーティションが暗号化されたままなので、TWRPにてマウントできない。安全性はともかく、UFSを採用したといえども暗号化を解除するとI/O性能が格段に向上するので、暗号化を解除しても特に支障はないと考える。